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新・大堀鏡その7





デンジャーコース

はっしー先輩、がっきー先輩、さくぞー、むーさんで行った。1年のさくぞーとむーさんにとっては初めてのデンジャーコース。そういう訳でサブザックである。荷物が軽い。心も軽い。と思っていると
「面倒くさいからこれで行こ。」
と歩荷用におもりのペットボトルがたっぷり入ったザックを担ぐはっしー先輩。恐ろしくすごい。
いざ出発。
高神の滝の前で少し休憩。1年のさくぞーとむーさんでデンジャーコースの入り口を探してみる事になった。あっさり間違えた。足を踏み入れた。虫と蜘蛛の巣だらけである。蜘蛛の巣をはらうために棒を探した。がっきー先輩が発見したが、腐敗していたため一瞬で折れてしまった。
「諸刃の剣や」
とはっしー先輩。
「ちょっと違う気がする。」
とがっきー先輩。
ちなみに、諸刃の剣とは一方では非常に役立つが、他方では大きな損害をもたらす危険もあるというたとえである。
鬱蒼とした地帯を抜けて岩場を登る。そこでしばらく景色を眺めた。さくぞーが岩の上で景色を見ているのをみて、「なんか、貫禄があるな。」とはっしー先輩。それを聞いて「はっしー…ワードの意味が…なんか違う。」ちなみに貫禄とは身にそなわった威厳。身体から感じられる、重み・立派さという意味である。
デンジャーコースに谷のような所がある。そこはデンジャーコースの中のデンジャーデンジャーコースらしい。怖さも2乗らしい。はっしー先輩曰く
「もとが1やったら2乗しても一緒やけどな。」
高取神社の境内に辿り着いた。結構疲れた。絶対虫が多かった事が原因であると思う。次は虫が少ない時期に来たいとむーさんは心から願った。
「帰りはいつもの道ですか?」
とさくぞー。
「うん。もう疲れた!」
とはっしー先輩。そりゃそうだろう。忘れていたが、はっしー先輩は、たっぷり荷物を背負っていたのだ。途中までいつもの道で下山していたが、公衆トイレのところで横の道に入った。そうするとそこはさくぞーとむーさんがあっさり間違えたあの道だった。そのまま下るといつもの道よりだいぶ西側に出るので山の中を通っていつもの道に戻った。
ちょっと長い道のりであったが違う道を歩けて楽しかった。
是非また行きたい。次は虫が少ない時期に。

文章:むーさん   



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