秋山合宿in台高山脈(奈良県)
日 程:2012年10月27日〜10月28日
行 程:杉谷→高見山→高見峠→(台高山脈(泊))→明神平→大又
初めは「高見峠→(台高山脈)→明神平(泊)→舟戸」のつもりだった…。
参加者:66th M 67th N 顧問1人と,長田高校の山岳部15人(賑やかだった)
10月27日、6:10早朝。 部長が遅れたりいろいろあったが、学校の正門前に何とか全員集合(2人だけど…)した。先日入部したNは初参加だ。ちなみに、今回は長田高校と合同だ。しかも長田には15人もの部員がいる。これはかなり賑やかな合宿になるだろうと思って、長田からくるマイクロバスを待っていた。
6:30 バスが来た。乗り込むともうすでに長田のみんなはハイテンションだった。ここから奈良に出発だ。
↓奈良市内(車窓から)
さて、高見峠にあともう少しだったのだが…
なんと、がけ崩れ。通行止めだった。高見峠には行けなくなってしまった。
そこで、杉谷から登ることにした。
杉谷でバスを降り、行動を開始した。
尾根に出るといい景色だった。
そして、杉谷平野分岐という所に到着。計画ではここで右に折れて、高見峠まで平坦な道を一直線〜 のはずだった。しかし、行く手には…
あぁ!またしてもがけ崩れ。通行止め。
と、いうことで、高見山を越えなければならなくなった。
2時間ぐらいかかったが、12時半に山頂に着いた。
↑山頂。真っ白だった。
↓下りてやっと高見峠に到着。13時半だった。
ここまで、がけ崩れで思うように進めなくて大変だったが、本当の戦いはこれからだった。
高見峠から台高山脈に入った途端、踏み跡がほとんどなくなってしまった…。地図をよく見て進むしかなくて、時間がかった。まあ、日ごろの地図読み練習の成果が発揮できて逆に楽かったりもした。Nも初めてのわりには、上手く地図を読んでいた。
↓踏み跡の薄い「道?」を進んでゆく。
さて、地図を見ながら、ああでもないこうでもないと、進んでいたわけだったが、がけ崩れで迂回したのもあって、だいぶ時間がおしていた。明神平に日暮れまでに到着できなくなってしまったので、台高山脈のど真ん中で幕営ということになった。まあ、仕方がない。記録帳によると、ハンシ山のあたりであったそうだ。
↓幕営中
夕食は簡単に済ませた。レトルトカレーとサトウのご飯だった。いつものことだが、登山では、いつも食べている何でもない物でも、なぜかおいしく感じられる。
カレーを食べたあとは、特にすることがなかったので寝た。18:40だった。
一夜明けて、10月28日 朝4時
朝食はホットドッグとフルーツポンチというなんとも贅沢なものだった。おいしかった。
食べ終わると、雨が降ってきた。撤収して出発した。6時だった。
相変わらずわかりにくい道をすすんでいった。
↓途中、小池を見つけた。
雨でうんざりしそうになったが、9時過ぎにやっと幕営予定地だった明神平についた。
ここからは、踏み跡もはっきりしていた。少しほっとした。10分間休憩をした。後は林道の終点で待っているバスを目指すのみであった。僕は地図も読まずにずんずん谷を下って行った。しかし、油断禁物であった。いきなり道が途切れたのだ。「あれ?」
見渡す限り目の前には滝、後ろには今来た道、それしかない。しばらくして、気づいた「滝の向こう側に道がある。」
「こんなところで渡渉かぁ。」少しおっかなかったが、何とか渡った。
↓渡ってまーす。
そして、林道終点にやっとたどり着いた。しかし、バスが大又で待っていることが発覚。みんなで大又へ再び歩き出した。舗装道路を登山靴で歩くとなぜか疲れる。
11時半にやっと大又についた。すぐに乗車して、帰路についた。
今回の合宿は、道がなくなったり、タイムオーバーしたり、道が崩落していたりして大変でしたが、それはそれで楽しかったです。
秋山合宿はここ数年なかったので来年もあるといいなぁと思っています。
兵庫県立兵庫高等学校山岳部 作成:66th M