秋山合宿2015
日 程:2015年10月31日〜11月1日
合宿感想文
秋山合宿。舞台は滋賀県武奈ヶ岳である。琵琶湖のすぐ近くに存在しながら水道が存在しない山である。少々サバイバルな合宿であった。10月31日。世間はハロウィン一色であろうこの日、我々は合宿初日である。行きの電車の中ではミニオンに扮したグループに遭遇した。
比良駅に到着。降りた人は皆yamanobolerだろうと思われた。
いよいよ出発。目の前にそびえ立つ比良山系に向かって歩き出した。まだ平坦な道を歩いていると、目の前を焦げ茶色の物体がのそのそ横切った。牛?鹿?取り敢えず物凄い恐怖感に襲われた。いよいよ登り始める。途中、休憩した時に重量を測った。はっしー先輩は23kgがっきー先輩は20kgしらたきは22.5kgさくぞーは18kgむーさんは17.5kgであった。荷物の重さを知ってしまったせいでしらたきは荷物がとても重く感じるようになってしまったようである。しんどそうなしらたきはなかなかレアである。先生も重量を測ると13kgだったらしい。我々は口をついて言ってしまった。「軽…」先生の言い分はこうであった。「13kg持っとうだけわし偉いわ。」
壁のように感じる斜面を延々と登り、心とふくらはぎが死ぬ寸前くらいの状態になった時、ようやく堂満岳に到着した。堂満岳の道中で学んだことは己の筋肉不足であった。
先生と間が空いたのでしばしストップ。橋のうえではっしー先輩がヤンキー座りしている。「ヤンキーや」「いや、荷物背負っとうヤンキー居らんやろ。」「じゃあ、根性あるヤンキー。」
3時前に八雲が原についた。
夕食を作る。本日のメニューは餅シチューである。この餅シチューというメニュー、最初は餅4つを一人で食べる設定であったがサクゾーがみんなにその旨を伝えると「餅4つ!?絶対多いやろ。」というやり取りがなされ一人分は餅3つという事で落ち着いた。餅シチューに投入する野菜はさくぞーとむーさんで干し野菜にした。切ってから干すので、野菜は切る必要無しであるがベーコンとさつまいもは切らないといけなかった。歩いているときは感じなかったが寒い。寒すぎる。むーさんとさくぞーが凍えながらベーコンとさつまいもを切っているとしらたきの声がした。
「あ〜テントの中あったけ」しらたきはテントの中で餅を袋から出していたのだ。テントの中とかずるいぞ。
餅は別の鍋で柔らかくし、その他の具材は全部鍋に投入。結構早く完成した。各々の食器に餅とシチューをよそうと餅率が高く「もちパラダイス」という感じであった。温かいシチューは大変美味しかった。
片付けを済ませ、男子テントでカードゲームタイムである。あまりに寒いので女子はちゃっかりシュラフを持って男子テントに乗り込んだ。みんなシュラフに入ってミノムシみたいな格好でカードゲームをした。かなり奇妙な光景であったと思う。がっきー先輩がバームロールを2本出してきた。大富豪の勝者2名が食べる権利を得ることになった。さあ今からバームロールを巡って壮絶な戦いが始まる、と思った矢先、「もう1個あった。」「あ、もう1個。」バームロールは4つ。プレイ人数は5人。「ちょっと待って、ここまで来たら…」がっきー先輩は5個目のバームロールも発見し、全員がバームロールにありつけることとなった。がっきー先輩があまりにも次々とバームロールを取り出したので、ポケットを叩いて増やしているのかとさえ思った。
翌朝。寒くて死にそうな中朝食はコールドドッグ。「ホットドッグが食べたいな」という言葉が頭の中をぐるぐる回った。温かいスープは神的な美味しさに感じた。
武奈ヶ岳山頂目指してレッツゴー。道中にあるイブルキノコバという変な名前の場所はどんなところなのだろう?と思っていたらただの空き地だった。
武奈ヶ岳山頂に到着!景色が最高に綺麗である。感動!でも寒い。あまりに寒いので山頂にはそう長居はしなかった。八雲が原に帰ってきてテント撤収。男子が素早く撤収したのに対し女子は大変時間がかかった。男子はどんな裏ワザを使ってるのだろうか。撤収も終え、武奈ヶ岳にさようなら。
帰りの電車は京都駅で乗り換えたのでホームで八ツ橋を購入した。
一泊二日という短い合宿であったが楽しいことがギュッと詰まった二日間だった。もともと二日目の天気予報は雨であったが予報が変わって二日目も晴れて大変綺麗な山頂からの景色が拝めて大満足である。やっぱり合宿はいい天気に限る。
REPORTに戻る
文章:70thむーさん