兵庫高校山岳部

新入生歓迎合宿2015

日 程:2015年5月9日〜5月10日
行 程:新神戸駅→市が原→再度公園
    幕営(仙人谷)
    再度公園→市が原→新神戸駅
予 算:交通費+食品250円=約1000円
参加者:
69th(はっしー、がっきー)
70th(ぐっちー、まさ、しらたき、むーさん)
顧問2人(T先生、F先生)

スケジュール
5月9日(土)
15:00新神戸駅前ロータリー集合、準備体操
15:10出発
16:50市が原
17:30幕営地着
18:00夕食準備
18:00夕食
19:00一旦就寝、生徒はお遊びタイム
24:00生徒は就寝
25:00男子就寝

5月10日(日)
5:00起床
5:30朝食、撤収
6:10テン場出発
6:45 市が原
7:15新神戸 解散


 この文章は、9日夜に徹夜をして書いた。誤ったフレーズ、誤植が認められることがあると思うが、どうかご容赦いただきたいことを先に述べておく。何時間にもかけて書き続けたため、べらぼうに長い。とにかく長い。長いのに、活動写真がほとんどないため要注意である。心して読んでいただきたい。



 一旦部室に集合して装備確認をした後、我々は固まって新神戸に向かった。2015年度初めてのキャンプ。今回は新入部員を迎え、なんとも言えない曇り空の下、キャンプ場への道程を踏み出していった。新入部員と行っても、足取りはしっかりしている。みんな60リットル前後の大きいカバンを持っており、すでに様になっている。このページをご覧になっているみなさん(おそらく兵庫高校山岳部OBの方々)には、ここで新入部員の紹介をしておきます。簡略化したものは、ページトップの「Menbers」に記載してあるのでそちらも見ていただきたい。大まかには男子3名、女子2名である。

 まずは、ぐっちー。
生粋のNMB48?ファンであり、LINEのホーム画像がアイドルの写真である。女子っぽい男子と言われるが、体力はしっかりある。

 次は、しらたき。
しらたきのイメージとは相反して、ごつい。
自転車で、時々遠出するらしい。

 さらに、まさ
五人の中で、一番背が高い。もう少しで部長を越しそうだ。がっきーの直属の後輩。

 そして女子部員、むーさん
某芸人の彼女とニックネームが同じだが、その経緯については後述するとする。

 最後に、Yさん
今回は、残念ながら欠席だった。そのため、ニックネームが確定しておらず、後日決めたい。お姉さんが全国大会に出場した他校の山岳部に所属しているそうだ。

 我々69thはこの部員達を大歓迎だ。みんな運動部出身で、男子部員は一ヶ月後に迫る兵庫県総体にメンバーとして出場してもらうつもりだ。そのためのトレーニングも自主的にしっかりやってくれている。むしろ私たちが手本にすべき点である。それでは、紹介もほどほどに歓迎合宿の内容に入ろう。

 15:00、5分前には全員集合。
 遅れるもの、忘れ物をする人もなく快調なスタートだ。約2時間かけて、みんな重い荷物を持って市が原をこえ、修法ゲ原へ。後輩のみんなは遅れずについてきてくれた。先生も今年の新入部員には期待しており、少し厳しい一面もある。


17;30到着後、休憩を挟んで設営開始。前日に幕営練習をしていたこともあって、予想よりも早くテントを立て終わった。
 同時並行で夕食準備。今日の夕食はカレーライスだ。定番といえば定番である。しっかり火が通るようにするために、人参、ジャガイモ、玉ねぎをみじん切りにした。みなさんにはキーマカレーを想像していただければわかりやすいと思う。しかしここで思わぬハプニングが。シーチキンの出汁の油で野菜を炒めるはずが、水煮であり油を引くことができない。急遽煮込みカレーにすることにした。
 飯炊き班は頑張ってご飯を炊いている。どうやら炊き終わったようだ。しかし顔があまり良くない。コッフェルの中を覗くと、いまいち水が沸騰しきらずにべちゃべちゃしていた。まぁ、これは山岳部の味ということで。
 顧問の先生を含めみんなで均等に分けて食べた。
 料理の味はどうだろうか?ベチャ米はともかく、餅に近い食感だったがなかなか好評のようだ。やっぱり山で作った料理はうまい!みんなお腹いっぱいになるまで、食べてくれた。これぞ山ごはん!みんなベチャ米は初めての体験らしく、興味津々だった。

 日が暮れて夕食も終わり、19:00、我々は後片付けに入った。この時にはどんよりした雲は晴れ、綺麗な黄昏の空を見上げることができた。濃い赤と青が混ざったような、なんとも言えない色がまた幻想的だった。我々は水を求めて再度公園の方まで上がり、コッフェルをタワシでゴシゴシこすったりして一通り済ませると、テン場への帰路についた。やれやれ今日も終わりかと思ったが、ここで部員の一人が携帯電話を落としたようだ。本人が気付くまでに少し時間がかかったが、後々回収することになる。

 19:30、テントに戻った私たちは就寝の準備を始めた。と言ってもすぐ寝るはずがない。夜のパラダイスの始まりである。しかしここではっしーのカバンに入っているリンゴジュースのパックが破れていることに気づいた!時すでに遅し。お菓子を取ろうと手を入れたとたん、水たまりになっていた。もちろんアリが匂いを嗅ぎつけ、テントに侵入してくるしまつ。急いで中のものを救助して、早々にみんなでリンゴジュースを飲んだ。一旦落ち着いたところで、お菓子の袋を一気に開封し、さぁ、闇のゲームの始まりだぜ!

 まずは、それぞれのニックネームを決定した。前述した通り、グッチー、まさ、しらたき、むーさんだ。
 女子も含めみんな男子テントに入って、UNOやトランプ、人狼ゲームをした。まずは、定番のUNO。始めた途端一気に笑いが爆発した!「UNO!」と言うたびにお菓子を食べることができるシステムを導入し、たくさんあったお菓子はどんどんなくなっていった。たくさんカードを取らされて必死になるもの、カードを取らせようと計略を巡らすもの、とる取らないの駆け引きがワクワクの連続だった。


 次はトランプ。まずは大富豪をやった。ルールのわからない部員がいたため、一から説明しながらやることに。しかし、ルールがややこしいことが煩わしくなり、ダウトに変更。これもUNOと同じように盛り上がった。手札がなくなり抜けていくものがいる中、7人でやることで予想ができず終わりが見えなかったため、途中で中断することに。結局、流れはババ抜きに転じた。誰でも楽しめるこのゲームで、はっしーがミラクルに。最後にがっきーと二人残り、はっしーがジョーカーを引かせる番、「東西どっちだ?」ととっさに開いた両手が完璧な東西を示しており、山岳部の生存能力の高さを物語った。ラストゲームに、みんなで言葉を発したら負けというルールを追加してやったところ、今まで聞こえなかったテントの周りの音が聞こえる聞こえる。修法が池のほとりで鳴いていたウシガエルの声は実は顧問のいびきだったりして、みんな吹き出してしまった。新入部員よ、これから合宿のたびに聞き続ける音だぞ。
 最後に、我々は人狼ゲームをやった。この時点で21:30を回っている。こんな夜遅く?にやるのは怖いと思ったが、みんなでチャレンジした。皆さんは人狼ゲームをご存知だろうか?いまはスマホアプリが出たりして楽しみやすくなっている。我々はそのアプリバージョンを楽しんだ。詳しくはWebを参照してほしいが、簡潔に述べると人狼が一般市民を襲っていき、どんどん人口を減らすゲームである。市民は人狼を見抜かなければならない。処刑や殺害が繰り返される、殺伐としたゲームである。心拍数が上がって本当にドキドキした。
 みんな夢中で何回もプレイし、時は24:00を周りそろそろ寝なければならない時刻になった。もうこんな時間かぁー。みんな残念そうな顔ばかりだった。約1名はもうすでにお休みモードだったが。使用したコップを洗ったり、歯磨きするためにトイレに向かった。
 やはりみんな暗闇に怯えている。どこからか人狼が来そうだ!とビクビくしていた。


 ここで、しらたきのケータイを発見して、本人は安堵。みんな歯を磨いて、帰路についた。風が鳴く深夜の星空。みんな立ち止まり思わず上を見上げた。残念ながら見渡すことはできなかったが、北斗七星をしっかり確認した。星空とは不思議なものである。大声で笑ったりして興奮した心を鎮めてくれる。ひんやりした空気の中、我々は深呼吸して、綺麗な夜空に、そしてみんなと今日の終わりを告げた。25:00就寝。まさは瞬時に睡眠へ移行した。まだ寝ないものが大半、はっしーとがっきーは携帯で作文を書き始め、グッチとしらたきはまだゲームをしていた。しかし、深夜の睡魔に勝てることができるはずもなく、ぐっちーとしらたきは早々に寝落ち、がっきーも1:30頃携帯に文章を打ち込みながら、うつ伏せで寝落ち。そしてはっしーはみんなのいい寝顔を見ながら、3:00頃に眠気覚ましの音楽をかけながらも寝落ちした。こうして長かった1日が終了したのである。

 私はっしーは冒頭に徹夜すると述べたものの結局寝てしまった。かたじけない。がっきーはそろそろ五月の中旬である今日に、春山合宿の感想を書いてくれている。頼んでもないのに寝る間を惜しんで書いてくれて、本当に感謝である。

 翌日の5:00、寒々とする朝冷えに起床。はっしーはこの後にボーイスカウトの活動があるため、先生ができるだけ早く撤収、テン場を出発できるように調整してくれた。朝食の準備とテントの撤収を同時並行でスピーディに行った。5:30、朝食。例のごとくコールドドッグとコーンスープである。これまた初めての味に部員はどのように感じてくれただろうか。簡単にできるこの料理?は是非とも継承していただきたいものだ。そして、6:10にはみんなパッキングを済ませ、出発。6:45に市が原を抜け7:15に新神戸着。軽く挨拶を済ませて解散した。

 今回は新入部員との初めてのキャンプであり、顧問含め総勢8人と、なかなか賑やかだった。先生の言うとおり、体力的にも申し分なくみんな明るく朗らかである。私部長も総体に向け、男子メンバーには大いに期待している。それでは次は兵庫県総体で朗報が書けるように、残りーヶ月を過ごそうと思う。大会に向け、トレーニング、ミーティングを重ねて着実に準備していきたい。このキャンプをきっかけに新入部員には山岳部に根を下ろし、レギュラーとしてしっかりと部を支えてほしいと願っている。

 以上で歓迎キャンプに関する稚拙な我が筆を止める。ご精読ありがとうございました。
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写真:69thはっしー 文章:69thはっしー
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