この文章は、9日夜に徹夜をして書いた。誤ったフレーズ、誤植が認められることがあると思うが、どうかご容赦いただきたいことを先に述べておく。何時間にもかけて書き続けたため、べらぼうに長い。とにかく長い。長いのに、活動写真がほとんどないため要注意である。心して読んでいただきたい。
一旦部室に集合して装備確認をした後、我々は固まって新神戸に向かった。2015年度初めてのキャンプ。今回は新入部員を迎え、なんとも言えない曇り空の下、キャンプ場への道程を踏み出していった。新入部員と行っても、足取りはしっかりしている。みんな60リットル前後の大きいカバンを持っており、すでに様になっている。このページをご覧になっているみなさん(おそらく兵庫高校山岳部OBの方々)には、ここで新入部員の紹介をしておきます。簡略化したものは、ページトップの「Menbers」に記載してあるのでそちらも見ていただきたい。大まかには男子3名、女子2名である。
まずは、ぐっちー。
生粋のNMB48?ファンであり、LINEのホーム画像がアイドルの写真である。女子っぽい男子と言われるが、体力はしっかりある。
次は、しらたき。
しらたきのイメージとは相反して、ごつい。
自転車で、時々遠出するらしい。
さらに、まさ
五人の中で、一番背が高い。もう少しで部長を越しそうだ。がっきーの直属の後輩。
そして女子部員、むーさん
某芸人の彼女とニックネームが同じだが、その経緯については後述するとする。
最後に、Yさん
今回は、残念ながら欠席だった。そのため、ニックネームが確定しておらず、後日決めたい。お姉さんが全国大会に出場した他校の山岳部に所属しているそうだ。
我々69thはこの部員達を大歓迎だ。みんな運動部出身で、男子部員は一ヶ月後に迫る兵庫県総体にメンバーとして出場してもらうつもりだ。そのためのトレーニングも自主的にしっかりやってくれている。むしろ私たちが手本にすべき点である。それでは、紹介もほどほどに歓迎合宿の内容に入ろう。
15:00、5分前には全員集合。
遅れるもの、忘れ物をする人もなく快調なスタートだ。約2時間かけて、みんな重い荷物を持って市が原をこえ、修法ゲ原へ。後輩のみんなは遅れずについてきてくれた。先生も今年の新入部員には期待しており、少し厳しい一面もある。
日が暮れて夕食も終わり、19:00、我々は後片付けに入った。この時にはどんよりした雲は晴れ、綺麗な黄昏の空を見上げることができた。濃い赤と青が混ざったような、なんとも言えない色がまた幻想的だった。我々は水を求めて再度公園の方まで上がり、コッフェルをタワシでゴシゴシこすったりして一通り済ませると、テン場への帰路についた。やれやれ今日も終わりかと思ったが、ここで部員の一人が携帯電話を落としたようだ。本人が気付くまでに少し時間がかかったが、後々回収することになる。
19:30、テントに戻った私たちは就寝の準備を始めた。と言ってもすぐ寝るはずがない。夜のパラダイスの始まりである。しかしここではっしーのカバンに入っているリンゴジュースのパックが破れていることに気づいた!時すでに遅し。お菓子を取ろうと手を入れたとたん、水たまりになっていた。もちろんアリが匂いを嗅ぎつけ、テントに侵入してくるしまつ。急いで中のものを救助して、早々にみんなでリンゴジュースを飲んだ。一旦落ち着いたところで、お菓子の袋を一気に開封し、さぁ、闇のゲームの始まりだぜ!
まずは、それぞれのニックネームを決定した。前述した通り、グッチー、まさ、しらたき、むーさんだ。
女子も含めみんな男子テントに入って、UNOやトランプ、人狼ゲームをした。まずは、定番のUNO。始めた途端一気に笑いが爆発した!「UNO!」と言うたびにお菓子を食べることができるシステムを導入し、たくさんあったお菓子はどんどんなくなっていった。たくさんカードを取らされて必死になるもの、カードを取らせようと計略を巡らすもの、とる取らないの駆け引きがワクワクの連続だった。
私はっしーは冒頭に徹夜すると述べたものの結局寝てしまった。かたじけない。がっきーはそろそろ五月の中旬である今日に、春山合宿の感想を書いてくれている。頼んでもないのに寝る間を惜しんで書いてくれて、本当に感謝である。
翌日の5:00、寒々とする朝冷えに起床。はっしーはこの後にボーイスカウトの活動があるため、先生ができるだけ早く撤収、テン場を出発できるように調整してくれた。朝食の準備とテントの撤収を同時並行でスピーディに行った。5:30、朝食。例のごとくコールドドッグとコーンスープである。これまた初めての味に部員はどのように感じてくれただろうか。簡単にできるこの料理?は是非とも継承していただきたいものだ。そして、6:10にはみんなパッキングを済ませ、出発。6:45に市が原を抜け7:15に新神戸着。軽く挨拶を済ませて解散した。
今回は新入部員との初めてのキャンプであり、顧問含め総勢8人と、なかなか賑やかだった。先生の言うとおり、体力的にも申し分なくみんな明るく朗らかである。私部長も総体に向け、男子メンバーには大いに期待している。それでは次は兵庫県総体で朗報が書けるように、残りーヶ月を過ごそうと思う。大会に向け、トレーニング、ミーティングを重ねて着実に準備していきたい。このキャンプをきっかけに新入部員には山岳部に根を下ろし、レギュラーとしてしっかりと部を支えてほしいと願っている。