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武陽プライド1





次の頂上を目指して。
 山岳部部長 2年 はっしー
 4月には1年生が5名入部して嬉しく思う反面、装備が、道具が、とバタバタしつつ、5月の歓迎合宿から始まり、無事今年度の総体を終えることができました。
 私たち山岳部では、6月5〜7日の二泊三日、養父市の氷ノ山・鉢伏山で総体が行われました。山岳部の大会規定は、他の部活と違い特殊です。4人チームを基本として、標高差約900mを駆け上る男子特区・荷重計量・縦走・幕営審査・料理審査・自然観察などの実技試験、天気図・救急・気象・地理・読図といった筆記試験と、野外で生存するのに必要な項目を審査しその得点を競います。
 連日降りしきる雨と濃霧による視界不良の中、一年生と力を合わせて他校と健闘しました。しかし残念ながら今年は近畿大会の出場権を得ることはできませんでした。兵庫県大会では、年々記録が更新されており、今回も厳しい戦いが強いられました。ですが、これはただの言い訳に過ぎません。綿密な装備点検、十分なトレッキング能力と知識を持ち自己管理をしっかりできるチームのみが上位に入れます。今回の結果から、自分たちの準備と体力の不足が浮き彫りとなりました。山中では、どんな天候に遭うのかは予測不能です。時々話題になっている山の事故のニュースのように、準備を怠ると命の危機に関わるということが分かります。
 そして、今回も大会において顧問の先生方には、大変ご尽力頂きました。ぬかるんで危険な登山道でトランシーバーで連絡を取り合いながら、計測や審査の他に救護の担当や登山道の安全確認などして頂きました。先生方のお力があってこそ安全かつ適切な大会が行われたと思います。兵庫高校はもちろん、監督していただいた他校の顧問の先生には、本当に感謝の一言に尽きます。
 どこの学校のどの部活も、一つの頂上を目指して、必死に登ってきます。来年度はライバル校を破り、近畿大会に進めるよう、部員を代表して、一同日々の歩荷と知識の増加に努めたいと思います。


文章:はっしー 



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